時は2008年6月頃のお話です。予期不安と広場恐怖に加え、睡眠の質が悪くなるという状態になってしまいました。まあ無職ですので、夜間に眠れなくても日中に昼寝をすれば良い訳でして、その点は睡眠不足の為に精神的に追い込まれるといった状況ではないのが救いです。もし今の状況で働いていたら完全にアウトです。
昨日よりも今日の方が調子がいいなと感じる日が全くないというのが、精神的に弱気になってしまう要因です。希望の光が全く見えない暗いトンネルの中を抜け出せません。このような時は、日本人なら誰でも聞いたことのある言葉がありますよね?そうです、「困った時の神頼み」。もうこれしかないような気がします。
以前からこっそり覗いていた教会
世の中には変なカルト教団や宗教がありますが、ステレオタイプの言い回しだと、「病気の時に司教や〇〇先生の言葉に従ったら、ウソみたいに病気が治った・・・・」っていうような話ですが、こうも体調が悪いと非科学的なことでもなんでもいいから頼りたくなります。ちょうど私の住んでいる団地の部屋の前には韓国系のキリスト教会がありまして、以前から中を覗いてはいたのですが、入ったことはありませんでした。
ですがある日、家の前にあるスーパーで買い物をして、そのスーパーの隣にある例の教会にフラフラと入ってみたのです。50歳くらいの日本語の達者な韓国人の宣教師の方が運営されているキリスト教会です。私は宗教に興味はありませんので、今現在でもこの教会がプロテスタントなのかカトリックなのか分かりませんが、宣教師の先生は笑顔で私を迎え入れてくれました。
ここで事前にお伝えしておきますが、宗教でパニック障害が治りました~~(笑)ということには成りませんのでご安心ください。私がこの教会に顔を出したのは20回くらいです。無職で暇を持て余していたので日曜日の朝の礼拝に4カ月くらい通っただけです。なぜこのことを書いたかと言いますと、それくらい病状が回復しないので精神的に追い込まれていたのです。
教会の中の序列では、筆頭幹部信者並みのポジション?
教会はたくさんの信者の方が訪れる場所と想像していたのですが、実はすっごく少なかったのです。牧師先生と韓国人の女性の方と私だけ・・・・。う~ん、ちょっとアメリカ映画でみたような教会のイメージとは完全に違います。どうみてもこの人数だと私が主力信者の一員になるのも時間の問題です。ははは(笑)。
教会での風景の一例ですと、体調不良の相談をして、牧師の先生から励ましの言葉を頂くのですが、そこはさすがキリスト教会ですので、こんな感じです。「我々の主であるキリストが、賢狼パニ(私)が今抱えている悩みに対して一緒になって闘ってくれます。一日も早く賢狼パニが望む形で病気が回復することを祈って、今日の讃美歌を皆で歌いましょう」って感じですね。これはこれで有意義な体験をしたと思いますが、私には〇〇こころのクリニックで十分な気がします。
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