ついに登場 新薬の抗不安薬 その4(第59話)

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本日は2008年9月12日、抗不安薬服用開始から4日目です。なんとなく抗不安薬の効果を感じてはいます。第46話の考察記事で書きましたが、精神安定剤が強力な攻撃力10で予期不安や広場恐怖を服用後10数分で完全に抑え込むのに対して、抗不安薬は攻撃力こそ弱いのですが24時間の連続攻撃ができます。

頭の中で「じわ~」と感じている時は、私の脳内で予期不安か広場恐怖が発生している瞬間だと思うのですが、それらの症状が以前のように暴走しなくなりつつあります。いい感じかなと思い始めてきました。こうなりますと、インターネットで抗不安薬のことを調べたり、脳内物質セロトニンのことを自分なりに研究したくなってきます。

選択的セロトニン再取り込み阻害薬

選択的セロトニン再取り込み阻害薬とは、抗不安薬に付けられている薬の別名ですね。どのお薬にも薬効があるのですが、薬によって多種多様の作用の仕方があるそうです。消毒薬などは病原菌を直接退治する成分を含んでいたりしますよね。この抗不安薬に関しては、パニック障害がセロトニンの分泌低下が原因だと仮定して、セロトニンの分泌を促す作用をする薬として開発された・・・・のではありません。
セロトニンは脳内で分泌されるのですが、本来は神経伝達物質として神経と神経の間を移動しますが、その過程でセロトニンが脳内に吸収されてしまいます。その結果、脳内のセロトニンが減少してしまいますので、それを阻害するお薬ということになるのです。
このような仕組みというか、アプローチの仕方で抗不安薬は開発されたそうですが、これを考えた人は頭がいいのですね。ホントに関心してしまいます。しかし、得意のキーボード連打で抗不安薬に関しての記事を閲覧していくと、パニック障害の患者にとって、あまり好ましくない副作用の報告が多数あることにも気がつきます。
代表的な例だと体重の増加や不眠、性機能障害や吐き気、肝臓の機能障害などでしょうか?しかも薬効が表れるのは服用者の約半数と微妙な数字です。効果が無いと判断すれば中止をすぐに検討しなければなりませんが、医師曰く「効果が表れるまで数週間かかりますよ」とのことですので、私も暫くは様子を見るしかないのようです。
アメリカなどでは、「副作用のデメリット>薬の効果」という患者の価値判断で抗不安薬を拒絶する例も多いと聞きますので、手放しで抗不安薬の治療を受けることは避けた方が良いのかもしれません。私も服用期間中は定期的に血液検査を受けて肝機能のチェックを受けるそうなので、副作用に対して多少の不安はありますが、服用開始から4日目の今のところは抗不安薬に手ごたえを感じ始めています。

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