もう駄目だ どん底の2008年夏(第54話)

夏のビーチ

さて、時は2008年7月です。日増しに体調が悪化します。ほんとにパニック障害だけなのかという疑念が付きまとう日々です。そしてこの時期が私のパニック障害人生の中でどん底となったのですが、それは後々自分で「あ~、あの時期が最悪だった」と感じたからなのですが、それってつまり「ある瞬間から劇的に病状が変化することは無い」ということです。

どん底の夏

パニック障害になってから丁度一年が経過した頃です。夜は眠れない、日中はフラフラと目まいがする、頭がぼんやりとする。いろいろな身体の症状が出てきました。パニック障害は脳の機能障害なのでパニック発作だけがパニック障害の症状だと思っていたのですが、身体への症状もでるのですね。

「ああ、なんで神様は私にこのような試練を与えたのですか?」なんてことを真剣に考えていたのもこの時期です。そしてこの夏に新たな身体への変化が現れたのです。それは二週間ほど寝たきりになってしまった事です。正確に記載すると「お尻が床から離れられない状態」となります。

私の部屋は2LDKで、リビングと和室があったのですが、リビングは12畳サイズのフローリングの部屋でした。フローリングですからジャージを着ているとツルツルとよく滑るのですで、部屋の中の移動はおしりを床へ付けたまま滑るように動いていました。立ち上がると目まいがしますし、体が揺れているのを感じてそれが不安を煽り、パニック発作を誘発するからです。

これがパニック障害なのか?体調最悪です

何が原因でこうなってしまったのでしょうか?病状に対する対処法に誤りがあるのかなと考えるようになってきました。得意のキーボード連打でいろいろと検索をするとこの言葉が頻繁に目に入ってきます。「認知行動療法」
試していない治療法で思いつく限りは抗不安薬の服用とこの認知行動療法くらいですかね?前回の投稿(第53話)で心理検査のレポートを掲載しましたが、私はちょっとばかり偏屈な性格のようです。
①現実を歪めて自己流に解釈
②主観的な見方を強調
③出来事を疑う方向へ拡大解釈
このような性格判定をされていた私ですので、上記の二つの療法に関してはかなり否定的な考えを持っていました。「抗不安薬って評判悪い記事が多いよね~~」とか「認知行動療法って精神安定剤無しで広場恐怖の環境に突っ込んで行くことでしょ?
それって無謀じゃね?」という考えが主流であり、それらの療法には見向きもしていなかったのですが、それらの治療法を試す時期が来ているのかもしれません。アニメ「北斗の拳」で例えるのなら
世紀末覇者賢狼 「賢狼パニの肉体は砕けぬ!折れぬ!朽ちぬ!」
って感じですかね? 意味不明な部分もありますが、アニメで例えるのが好きなので当ブログはそんな感じだと思ってください(笑) 何が言いたいかというと、いよいよパニック神拳奥義発動となるのです。

コメント