精神疾患パニック障害の体験記

パニック障害の発症から完治までを時系列で綴ったノンフィクションブログ

自分でも驚くほどの体調の変化(第65話)

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時は2008年11月となり、外はだいぶ寒くなってきました。朝方の気温の冷え込みは冬が苦手な私には嫌な季節到来を感じさせますが、早朝のジョギングには快適な気候です。2008年9月24日より基本的に体調は絶好調と日記にも自分で書いているくらいですから、目を見張るくらいの快方ぶりに自分でも驚いています。体調が良いと言っても、それは健康な人にとってはごくありふれた日常なのですが、めまいや吐き気・不眠や予期不安などで苦しんでいた過去一年間の私の健康状態と比べると、自分でも驚くほどの体調の変化です。


拍子抜けするほどの体調の良さ


闘病生活といいますか、体調不良の日常が当たり前だったこの一年間は、言葉で言い表せないくらいの苦悩の日々でした。(そうは言っても当ブログにて言葉で表現していますけどね 笑)。あまりにも体調不良の期間が長かったので、いざ体調が良くなってくると、若干ですが拍子抜けした感じがします。あれほどまで憧れていた健康体に戻りたいという夢が今ここに訪れつつある現実に、嫌が上でも私の気持ちを高揚させます。

この一年以上の体調不良期間中に何が苦悩だったかというと、暗いトンネルの先に明かりが見えないことでした。変な物を食べてお腹が痛くなっても、トイレに行けば割とすぐに快方に向かいます。寝不足で具合が悪くても、一晩ぐっすりと眠れば翌日にはそれなりの体調に戻ります。しかし、何をしても全く抜け出すことの出来ない予期不安やパニック発作に悩まされている日々には、そういったある瞬間から突然快方に向かうといった兆候を全く感じとれないのが私にとっての苦悩だったのです。

体調の回復と共に考え方や行動パターンも前向きになる


この予期不安やパニック発作が影を潜めている時間が日に日に長くなってくると、不思議なものでして、物事に対する考え方が少しずつ前向きに変化していくことが自分でよく分かります。今までは「安全な場所はないかな?」とか、「どうやって電車やバスに乗らずに目的地まで移動したらよいのか?」など、健康な方なら考えないようなことばかりに思考回路を働かせていた日々でしたが、外の環境に出て行って積極的に人と交わろうとするように行動パターンが変化してきました。

11月上旬には確かな手応えを感じていた体調復活の兆しですが、月末近くになっても好調を維持しています。多少の悪寒などを感じることはありますが、一日一回の抗不安薬の服用は、私にとっては期待以上の効果を発揮しています。頭の中で「じわ~~」とした感覚に襲われることがありますが、以前でしたらその感覚が暴走を始めて予期不安やパニック発作に繋がっていたのですが、あくまで「じわ~~」とした状態のままで、いつの間にかその感覚が消滅していきます。精神安定剤を服用していた時はどちらかというと、強烈にスッキリするというような働き方でしたが、抗不安薬は24時間連続して症状を抑え込むような働き方をするという違いを明確に実感しています。

体調不良の時間が減って、快適な生活時間が増えてきました(第64話)

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時は2008年10月頃のお話です。この頃の私は生計を株式取引で立てていたのですが、その株式投資ブログの記録にも記載していますが、明らかに体調が絶不調の時期は脱したかのように感じられます。めまいや吐き気、心臓の鼓動が気になったりと睡眠不足になったり、睡眠過多になったりと苦しい期間が一年以上も続いていましたが、ちょっとだけ希望の光が見えてきました。


サラリーマン退職後の初めての労働


2008年10月中旬のお話です。株式取引で損失を出したりで、金銭的にゆとりが無くなってきた時期でした。2008年3月の退職後は普通に生活するだけでも体調的に苦しかったのですが、抗不安薬を利用するようになってから、快適に生活している時間が一日の中で増えていくのを実感できるようになってきました。こうなると不思議なもので、ちょっとだけ働いてみようかなという気持ちが湧いてきました。

それで郵便物の仕分けのアルバイトへ応募して、自分の体がどの程度回復しているのかを試してみようと考えたのです。三日間の短期のお仕事でしたが初日は無事に働く事が出来ました。朝9時から夜9時までの実働10.5時間の郵便物の仕分けのお仕事です。立ち仕事でしたので、肉体的にかなり苦しかったです。女性が多い職場だったのですが、「みんなよく平気そうな感じで働いているな? 俺なんて今にもきつくて倒れそうだよ」と一日中感じていたことをよく覚えています。

初日は無事に勤めたのですが、さすがに二日目の夕方6時頃に限界が来てしまいました。パニック発作が出てしまったのです。仕事中でしたので、トイレに行くふりをしてトイレの中で精神安定剤を服用したのですが、その薬が効き始める前に強烈な予期不安に襲われてしまい、おもわず職場の壁際に走り寄って座り込んでしまいました。

現場を監督している方が慌てて走り寄ってきて、「大丈夫ですか?」と気遣ってくれたのですが、時は既に遅しです。明らかに私の様子が変ですので、これ以上の業務は無理と判断されてしまい、就業時間の最後までは別室で休憩をさせて貰いました。この出来ごとによって三日間のアルバイト予定でしたが、最終日の出勤は出来なくなってしまいました。

パニック障害を隠して働く事の難しさ


健康な方でも久しぶりに働くと、大変だとは思います。私のように半年以上も自宅内で過ごしてきた人間にとって、10時間以上の立ち仕事は無謀でしたね。さらにお昼過ぎから予期不安を感じ始めていたので、早めに精神安定剤を服用すべきでした。長年働いている職場では気兼ねなくトイレなどへ行けますが、勝手がわからない職場では気兼ねをしてしまい、お薬の服用が遅くなってしまいました。病気のことを隠して働いていますので、人前で薬を飲む訳にもいかず、発作を未然に防ぐことができなかったのは反省点です。

パニック障害を考察してみます その2(第63話)

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さて、時系列で綴ってきたパニック障害の体験記ですが、体調不良が始まってからどん底までの過程を時系列で更新してきました。ここまでお読みになってどうだったでしょうか?これから先の更新では徐々に体調が良くなっていく過程を記述していくことになるのですが、あの薬が効果的だったとか、あの生活習慣が改善に繋がったと断言できないのが精神疾患全般の難しい所だと思います。治療方法や改善方法を述べる以前に、なぜパニック障害が発病したかという原因すら自分自身で未だに確信できていない部分があります。それらの不確実な部分があることを承知の上で、パニック障害の考察第2回目を書きたいと思います。


この時系列ブログの体験記について


ここまで連載してきた私個人の体験記は、改善方法論を広く知って頂こうというような考えで連載している訳ではありません。


「あくまで比較対象できる素材として活用して頂ければ」

という考えで書いていますのでご了承ください。

「このような環境の元」、
「このような生活をしていたら」、
「こんな形で体調が悪くなり」、
「こんな感じで更に悪化して」、
「こ~んな最悪の状態になったのですが」、
「どうやら体調悪化が止まって」、
「暗いトンネルの先に明かりが見えてきた~~」   ←← 今ここ

時間の経過がキーワードかな?


さて、私は14年間もの間、小売業に携わるサラリーマンとして働いていたのですが、年々厳しくなる市場の中で業績を維持拡大していくことは非常に困難な業務でした。14年間で膨大なストレスにさらされていたと思いますし、それらのストレスの一部は自分の中で消化できていなかったと思います。それで体が私にシグナルを送り始めたのだと思います。「ちょっとバランスが悪いよ。限界が近いから改善しなさい」と。

私の場合は退職をして無職となったのですが、14年間蓄積したストレスというのはそう簡単に抜けないのでしょうか?3月に退職をして体調悪化が止まったのが9月ですから、これくらいの空白期間は必要なのでしょうかね?

何はともあれ症状を抑えること


これは以前から思っていたことなのですが、症状が悪化する過程では体調不良や発作発生の頻度が右肩上がりで増加していきますね。数週間に一度の体調不良が数日おきになり、毎日になり、そして1日に数回といった具合です。こうなると本来の病気とは別に、病気に対する悩みが上乗せされて相乗効果で加速度的に悪くなる気がします。薬の力を借りて一時的にでも症状がない期間を作ることが改善に向けての近道なのかなと、今では感じています。しかし、精神安定剤の連続使用はちょっとよい選択ではなかったと思いますが、当時はその薬しか持っていませんでしたし、どうしようもなかったですね。やはり早めに病院へ行って、医師の診断の元で早期診断・早期治療開始が賢明ですかね?

病は気からというけれど、それを言われると・・・


「病は気から」という言葉がありますが、あながち間違いではないと思います。ただ、パニック障害を患っていた当時の私が言われて一番イラッとした言葉が「大丈夫、気のせいだよ」でした。あの恐怖感は味わった人にしか分からないと思いますが、この世の地獄です。それを「気のせい」と言われてしまうと立つ瀬が無くなります。恐怖感を共有して下さい・理解して下さいとは言いませんが、否定されると辛いものがあります。

何事もバランスが大事


大人になったら生活をしていく上で、生活の糧が必要です。当然、仕事をしてお給料を頂かないことには生活できませんので働くのですが、そこにはバランスが必要ですね。週に2日は休日として働かない日を設ける。1日の労働は8時間まで。仕事には密度がありますから、全力猛烈全開で8時間働くのではなく、息抜きの時間も必要だと思います。私は管理職でしたから、部下の労働負荷などには配慮していましたが、自分自身の労働管理については無頓着でした。その点は反省しています。まあ、日本という国もだいぶ成熟した社会となってきているので、労働環境がよくなることを願っています。ただ、このように書くと仕事がパニック障害の原因なのかと自分でも思うのですが、それ以外の要因も複雑に絡み合っているとは思います。今となっても仕事だけが原因とは断言はできません。


厚生労働省のホームページ情報から


 
厚生労働省のホームページには精神疾患の患者数という統計データなどがあるのですが、うつ病や統合失調症と不安障害などが近年大幅に増加しているそうですね。そのような観点からいくと、私は流行に乗ったトレンディーな経験をしているのかなと思ったりします(笑)。ちなみにパニック障害と不安障害は並列関係ではなく、パニック障害は不安障害の下位分類のひとつだそうです。

尚、この厚生労働省のホームページにはかなり有益なことが書かれていますので、ご覧になられた方がよろしいかと思います。ホームページのタイトルは「厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス 総合サイト」となっています。その中に「専門的な情報」というタグがあるのですが、そこの「疾患の詳細」というタグを見れば、病気の説明から患者数・原因発症の要因・病状・治療法・経過・患者さんへのアドバイス・研究の状況と、至れり尽くせりで記述されています。

「はっきりといいますが、この個人ブログより100倍有益です(笑)」

上の方でも書きましたが、当ブログはあくまで比較対象の素材のひとつですので、その点をご理解の上、今後の更新記事をお読みいただきたいと思います。尚、今後の更新頻度は月に一度あるかないか程度になりますので、ご了承ください。

明らかに体調が良くなっています(第62話)

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時は2008年9月下旬の頃のお話です。9月22日より3日間は連続して精神安定剤を半錠ほど飲みましたが、9月25日と9月26日の二日間は精神安定剤を飲まないで乗り切ることが出来ました。そのせいなのか体調もかなり良くなってきました。それとも抗不安薬の効果なのかな?夏の終わりが近づいていますが、自分的にはやっと夏が来たといった感じで、体調の良さを心地よく感じています。


規則正しい生活を心掛ける


今では夜の21時には寝床に入って、朝の7時には起床する生活を徹底するようにしたのですが、これも効果的なのでしょうか?体調が良くなったから規則正しい生活ができるようになったという考え方もできますので、一概に睡眠時間の調整だけで病気が治るとは思えませんが、眠れることは良いことです。毎朝のウオーキング&ジョギングも大体9キロくらいはこなせるようになってきました。体温を測ったら36.5度ありました。今までは35.8度くらいが平熱でしたが、最近は体が温かいことに気が付きました。冷え性気味だったのですが運動の効果でしょうか?自律神経の働きが良くなりつつあるみたいです。

半信半疑から確信に変わりつつある


新たに飲み始めた抗不安薬ですが、どうやら自分にとってはかなり効果があるようです。頭の中に薬効成分がジワ~と浸透しているのが感じられます。ほぼ毎日のようにでていた予期不安の症状が全くない日もあるくらいです。

「見せて貰おうか、新薬の抗不安薬の性能とやらを」

といった感じで服用を開始した抗不安薬でしたが、この数週間の服用で感じたことがあります。

「はっきり言う、気に入った」

たまたま回復傾向になりつつある時に抗不安薬を試した可能性もあるのですが、何はともあれどん底の状態からは抜け出せそうです。体調が悪化している時には先が見えない不安で胸が一杯でしたが、「コツン」と底を打ってからは「ああ、あの時が最悪だったな」と分かるくらい気持ちに余裕がでてきました。今思えば体調悪化がかなり長い期間続いたと思います。日に日に具合が悪くなる状態が一年以上も続いたのですから、よく耐えていたと思います。

問題は副作用?


いろいろと評価の分かれる抗不安薬ですが、自分的には効果があるみたいです。問題は副作用ですね。副作用に関しての注意書きなどには目を通しましたが、「正直言って、大丈夫か?」と思うくらい恐ろしい副作用が羅列してあります。この抗不安薬というお薬は連続服用が前提となっていますが、連続服用ってどの程度なんでしょうか?インターネットでの評判などを調べても、副作用が怖いので、1~2カ月の服用で中止したいとは思っています。選択的セロトニン再取り込み阻害薬という名称がついている抗不安薬ですが、薬の作用の仕方は良く理解できました。しかし、この薬は評判があまりよろしくないのです。その点が非常に気がかりです。

抗不安薬の服用開始から二週間、新しい症状がでてきました(第61話)

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さて、時は2008年9月22日頃、抗不安薬を10ミリから20ミリへと増量して数日が経過しました。体調の変化といいますと、たしかに抗不安薬の薬効が脳内で働いているのを実感できます。私はパニック障害を患っています。つまり脳内物質のバランスが崩れているということで、脳の機能障害ということになりますね。決して精神を病んでいる訳ではないのです。そのように考えるとこの病気に対しての接し方といいますか、治療のアプローチ

も明確に見えてきます。
やっとどん底が見えました
「コツン」と何かにぶつかって、体調不良の悪化が止まったように感じられます。生活習慣等は変化がないのですが、精神安定剤の服用量を半減させているのと、抗不安薬の服用を開始しているのが「コツン」の原因ではないでしょうか?ただ、これらはほぼ時期を同じくして試み始めたので精神安定剤半減と抗不安薬増量のどちらが有効なのかは定かではありませんが、個人的には抗不安薬が有効であると考えています。しかし、まだ予期不安に襲われることもありますので、精神安定剤の服用も欠かせません。アルミホイルの上で0.5ミリ錠の精神安定剤を半分に割って頓服として服用しています。錠剤を半分に割る便利なツールも販売されているそうですが、私は包丁でザクッと割っています。上手に割れなくて細かな破片になることもありますが、アルミホイルの上ですから、破片になっても無駄なく次回に使えます。持ち歩く時でもアルミホイルを丁寧に8つ折りくらいにしていれば問題ありません(笑)。
困ったことに新しい症状がでてきました
抗不安薬を服用開始してから13日目になるのですが、以前にはなかった症状が現れてきました。その症状とは「無性に悲しくなる」症状です。本来ならそれは症状とは言わずに感情と一般的には表現すると思いますが、これは明らかに症状と言えると個人的には思います。午前中は全体的にぼんやりと悲しさを感じます。問題は次の条件の時がその悲しさが強烈なのです。それは必ずと言っていいほど決まって昼寝をした時です。お昼過ぎにちょっと横になって寝落ちしてまうことがあるのですが、夕方頃にふと目が覚めると強烈な寂しさを感じます。起きてから寂しさを感じるというのではなく、寂しさの為に目が覚めたという感じです。
今までこのようなことはありませんでした。どのような寂しさかといいますと、現実ではない寂しさと表現できると思います。例えるならお気に入りのテレビドラマが最終話を迎えて、ドラマもハッピーエンドで終わりとなります。ドラマの閲覧に関しては満足感があるのですが、来週から楽しみにしていたテレビドラマを見れなくなるという、楽しみが無くなる悲しみと例えられると思います。その悲しみが強烈なのです。思わず部屋の中でウロウロして、つい精神安定剤を服用してしまいます。抗不安薬が脳内物質に影響して、感情をコントロールする機能に影響を与えているのかもしれません。しかし、パニック発作や予期不安の苦しさと比べたらこちらの寂しさの方が百倍もましですね。パニック発作や予期不安は尋常ではありませんからね。
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