壁時計

精神安定剤の薬効は6時間

この精神安定剤という薬は、服用後にすぐに効果を表します。つまり薬効成分の血中濃度が極めて素早く上昇するのです。10分も経過すれば実感できます。服用後三時間後に血中濃度が一番高くなり、その後徐々に血中濃度が下がっていきます。その持続効果は約6時間です。

この薬を服用し始めた在職中には気がつかなかったことなのですが、退職後にこの薬を頻繁に使用するようになってから、薬の薬効が6時間後に切れる瞬間が分かるようになりました。ちょうど2008年5月頃です。最初のうちは、気のせいかなと感じていただけなのですが、何度か同様のことを経験していく中で、ある日確信できました。「あっ、たった今、薬の効果が切れた」と。時計を見ると服用後からちょうど6時間が経過しています。

精神安定剤の特徴

この精神安定剤という薬の特徴は、超強力作用にもかかわらず、短時間で薬効が抜けやすい点です。薬効成分が早い段階で肝臓で分解されて尿として排出されますので、後に引かない安全な薬ということになるのですが、それが依存性を高めるのです。

「別に精神安定剤に依存してもパニック障害が治るのならいいんじゃね?」と、私は当初考えていました。たしかに予期不安がひどい時や、あの恐怖のパニック発作が出た時などは、この薬があって助かったと思いながら服用するのですが、対処療法にしかならないそうですね。この薬の服用開始は2008年1月末からで、現在が2008年5月です。仕事を退職してから一カ月が経過したのに、薬の服用量だけが増加しています。当初自分で考えていた、病気が快方に向かう路線とは真逆の展開となっています。

もし、私の周囲にパニック障害の経験者の方が居られたら、違った展開になっていたかも知れませんが、幸か不幸か周囲にパニック障害経験者はいません。ですので、インターネット等でいろいろと情報検索はするのですが、そこは私も普通の人間ですよね?多数ある情報の中から自分にとって都合のよい情報ばかりを閲覧したり、都合の良い方向にだけ解釈をするのです。

「精神安定剤は安全な薬である。お年寄りにも筋弛緩効果を目的に、肩こりの薬として処方される安全な薬である。精神安定剤は万能薬ですね。」 こんな記事を見るたびに、この薬を飲んでいればパニック障害を克服できるんだと、ウキウキしていた2008年5月上旬のお話でした。