二つ目の心療内科受診 その3(第33話)

病院内の風景

いよいよ、人生で二件目の心療内科の受付で初診の申し込みです。予約していた事を告げて、お決まりの住所や年齢などを記入する用紙を受け取ります。過去の疾病や病歴、アレルギー等の問いなどもあり、テンポよく記入していきます。予約時間からは若干早く到着していたので、それらを記入した後も、長椅子でおとなしく自分の診察順番が来るのを待ちます。

心療内科の院内風景

院内の壁には病院にありがちなポスターや精神疾患に関する説明文書などが貼られており、それらをキョロキョロと見渡しながら時間が過ぎるのを待ちます。通路の片隅に置いてあるマガジンラックの中は、精神疾患関連の書籍が数冊目につきます。私以外に二人ほど患者さんが居られましたが、一人は清算待ちだったみたいで、しばらくすると名前を呼ばれてお会計後、帰って行かれました。
壁に貼られている告知文書の中には、心理検査を受診しませんか?といった興味深い掲示物もあります。この心理検査は後に私も受けることとなり、そのことについては投稿回数がもう少し進んでから書く予定です。
その他の掲示物の中には、医院の説明みたいなポスターがあり、どうやらこの心療内科は二人の先生が当番で診察に当たっているようです。午前の部と午後の部に分かれて診療を担当している日もあれば、曜日によっては一人の先生が一日中担当となっている日もあるようです。なるほど~~などと、感心していると自分の名前を呼ばれました。いよいよ診察開始のようです。受付カウンターの右側の部屋へ促されるまま入室しました。

先生の第一印象

先生の第一印象としては、ズボンは普通のスラックスで上着はストライプのワイシャツにノーネクタイ、白衣は着用しておらず、普通の45歳くらいの男性医師です。「こんにちわ」と簡単に挨拶をしたあと、椅子に座るように勧められました。この瞬間から、この心療内科に対して好印象を持つようになったのです。理由は次回の投稿で書きますね。

問診の開始です

先生からどうされましたかと聞かれましたので、一年前から原因不明の体調不良に悩まされていること、夏ごろからたまに小発作や中発作を経験していること、過去に他の心療内科を一度だけ受診したこと、そして先日救急車で運ばれた事などを約20分間くらいで説明をしました。
その後、先生の方から家族構成や職業や趣味など生活全般について質問があり、先生は時折カルテに何かを書きこんでいます。そこで、会話が一区切りついたところで、私はおもむろにこのように言ったのでした。「先生、私の病気ってひょっとしてパニック障害ですか?」

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