精神疾患パニック障害の体験記

パニック障害の発症から完治までを時系列で綴ったノンフィクションブログ

考察

パニック障害を考察してみます その2(第63話)

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さて、時系列で綴ってきたパニック障害の体験記ですが、体調不良が始まってからどん底までの過程を時系列で更新してきました。ここまでお読みになってどうだったでしょうか?これから先の更新では徐々に体調が良くなっていく過程を記述していくことになるのですが、あの薬が効果的だったとか、あの生活習慣が改善に繋がったと断言できないのが精神疾患全般の難しい所だと思います。治療方法や改善方法を述べる以前に、なぜパニック障害が発病したかという原因すら自分自身で未だに確信できていない部分があります。それらの不確実な部分があることを承知の上で、パニック障害の考察第2回目を書きたいと思います。


この時系列ブログの体験記について


ここまで連載してきた私個人の体験記は、改善方法論を広く知って頂こうというような考えで連載している訳ではありません。


「あくまで比較対象できる素材として活用して頂ければ」

という考えで書いていますのでご了承ください。

「このような環境の元」、
「このような生活をしていたら」、
「こんな形で体調が悪くなり」、
「こんな感じで更に悪化して」、
「こ~んな最悪の状態になったのですが」、
「どうやら体調悪化が止まって」、
「暗いトンネルの先に明かりが見えてきた~~」   ←← 今ここ

時間の経過がキーワードかな?


さて、私は14年間もの間、小売業に携わるサラリーマンとして働いていたのですが、年々厳しくなる市場の中で業績を維持拡大していくことは非常に困難な業務でした。14年間で膨大なストレスにさらされていたと思いますし、それらのストレスの一部は自分の中で消化できていなかったと思います。それで体が私にシグナルを送り始めたのだと思います。「ちょっとバランスが悪いよ。限界が近いから改善しなさい」と。

私の場合は退職をして無職となったのですが、14年間蓄積したストレスというのはそう簡単に抜けないのでしょうか?3月に退職をして体調悪化が止まったのが9月ですから、これくらいの空白期間は必要なのでしょうかね?

何はともあれ症状を抑えること


これは以前から思っていたことなのですが、症状が悪化する過程では体調不良や発作発生の頻度が右肩上がりで増加していきますね。数週間に一度の体調不良が数日おきになり、毎日になり、そして1日に数回といった具合です。こうなると本来の病気とは別に、病気に対する悩みが上乗せされて相乗効果で加速度的に悪くなる気がします。薬の力を借りて一時的にでも症状がない期間を作ることが改善に向けての近道なのかなと、今では感じています。しかし、精神安定剤の連続使用はちょっとよい選択ではなかったと思いますが、当時はその薬しか持っていませんでしたし、どうしようもなかったですね。やはり早めに病院へ行って、医師の診断の元で早期診断・早期治療開始が賢明ですかね?

病は気からというけれど、それを言われると・・・


「病は気から」という言葉がありますが、あながち間違いではないと思います。ただ、パニック障害を患っていた当時の私が言われて一番イラッとした言葉が「大丈夫、気のせいだよ」でした。あの恐怖感は味わった人にしか分からないと思いますが、この世の地獄です。それを「気のせい」と言われてしまうと立つ瀬が無くなります。恐怖感を共有して下さい・理解して下さいとは言いませんが、否定されると辛いものがあります。

何事もバランスが大事


大人になったら生活をしていく上で、生活の糧が必要です。当然、仕事をしてお給料を頂かないことには生活できませんので働くのですが、そこにはバランスが必要ですね。週に2日は休日として働かない日を設ける。1日の労働は8時間まで。仕事には密度がありますから、全力猛烈全開で8時間働くのではなく、息抜きの時間も必要だと思います。私は管理職でしたから、部下の労働負荷などには配慮していましたが、自分自身の労働管理については無頓着でした。その点は反省しています。まあ、日本という国もだいぶ成熟した社会となってきているので、労働環境がよくなることを願っています。ただ、このように書くと仕事がパニック障害の原因なのかと自分でも思うのですが、それ以外の要因も複雑に絡み合っているとは思います。今となっても仕事だけが原因とは断言はできません。


厚生労働省のホームページ情報から


 
厚生労働省のホームページには精神疾患の患者数という統計データなどがあるのですが、うつ病や統合失調症と不安障害などが近年大幅に増加しているそうですね。そのような観点からいくと、私は流行に乗ったトレンディーな経験をしているのかなと思ったりします(笑)。ちなみにパニック障害と不安障害は並列関係ではなく、パニック障害は不安障害の下位分類のひとつだそうです。

尚、この厚生労働省のホームページにはかなり有益なことが書かれていますので、ご覧になられた方がよろしいかと思います。ホームページのタイトルは「厚生労働省 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス 総合サイト」となっています。その中に「専門的な情報」というタグがあるのですが、そこの「疾患の詳細」というタグを見れば、病気の説明から患者数・原因発症の要因・病状・治療法・経過・患者さんへのアドバイス・研究の状況と、至れり尽くせりで記述されています。

「はっきりといいますが、この個人ブログより100倍有益です(笑)」

上の方でも書きましたが、当ブログはあくまで比較対象の素材のひとつですので、その点をご理解の上、今後の更新記事をお読みいただきたいと思います。尚、今後の更新頻度は月に一度あるかないか程度になりますので、ご了承ください。

パニック障害を考察してみます その1(第46話)

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今回はいよいよこの当ブログタイトルにも記載されています「パニック障害の考察」の第一回目となります。なにやら考察という言葉から論文形式の記述かと思われるかもしれませんが、「あはは、あんちゃって考察」ですので、ちょっと深く考えるといった感じだと思ってください(笑) (お薬に対する感想は個人差があると思いますので、あくまで私個人の服用に対する感想ですから、その点はご了承ください。)
パニック障害のある生活をグラフにすると?
前々回(第43話)前回(第44話)にてこのように書きました。①私の持っている薬はパニック障害を根治するといったタイプの薬ではないのです。②精神安定剤の薬効は6時間。この二点に沿ってお話を進めたいと思います。
まず当ブログではパニック発作を三段階にレベル分けしました(第5話)。小発作・中発作・大発作です。そして今回はそれにゲームでいうHP(ヒットポイント)みたいなのを設定したいと思います。発作レベルと表現した方が良いかもしれません。小発作はレベル6、中発作はレベル8、大発作はレベルMAXの10となります。あと予期不安と広場恐怖にも数値をあてはめたいと思います。予期不安はレベル4、広場恐怖はレベル2としましょう。
では、このHP(ヒットポイント又は発作レベル)を持つ病気の症状に戦いを挑む戦士の登場です。当然と言えば当然ですが、精神安定剤君の登場です。彼は超強力作用の素晴らしい戦士ですが、戦える時間は6時間です。戦闘開始(服用後)からわずか数分で広場恐怖からレベルMAXの大発作までを完全に抑え込んでしまいますので、戦闘力は10とします。
さて、健康な人の一日を図で表現すると下記のようになります。

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次にパニック障害の人の一日を図で表現するとこのようになります。

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う~ん、かえって分かり辛いかもしれませんが、こんな感じです。このパニック障害の人の場合だと、午前11時から広場恐怖が始まって午後の14時から予期不安が発生したということです。
さて、私がこの病気になった初期の頃は、数日に一回ほどの予期不安程度だったのですが、退職の頃には広場恐怖と予期不安のコンボで、上記の表のような状態となっていました。精神安定剤を服用すればレベル4の予期不安だろうが、レベル10の大発作でも完全に封じ込めますが、これは精神安定剤が病気を根治させているのではなく、精神安定剤の有効時間内だけ無理やりに押しこめているのです。それでも、あの苦しい発作からすぐに解放されるのですから、パニック発作に苦しむ人にとっては、必須のお薬だと思います。
私は、2008年1月から精神安定剤を頓服という形で服用を開始したのですが、2008年の5月頃に、精神安定剤の薬効が切れた瞬間が分かるようになりました。このことから推測できることがいくつかありますので、それを述べたいと思います。まず第一に、初期の頃は一日の中で体調不良の時間が6時間未満だったので、薬効が切れた時は予期不安も広場恐怖もなく、いつ薬効が切れたのかわからない可能性です。恐らく健康な人や、今現在の私みたいにほぼ完治している人が精神安定剤を服用しても、薬効が切れた瞬間など分からないと思います。上記の表だと15時の苦しみの絶頂で服用すれば、21時までは薬効が持続していますから薬効が切れた時は通常状態なので、薬効が切れた瞬間がわからないということです。
第二に、精神安定剤に対する依存の形成です。このお薬は素早く効いて後に残らないという性質のお薬ですから安全性が高いのですが、それは逆に依存を形成しやすいのです。薬効の切れた瞬間がわかるようになったということは、体や脳が精神安定剤に依存し始めている兆候とも考えられます。「別に依存してもいいんじゃね?」と当時は思っていましたが、精神安定剤を連続服用していると、パニック障害の病状が悪化していても、分かり辛くなる気がします。例えるなら出血しているのに治療せず、輸血をしているような感じですかね?
ついのこの名前が登場! 抗不安薬
医薬品に関して素人の私でも、精神安定剤だけでこの状況を打破するのは難しいのかなと考えるようになったのもこの2008年5月頃です。そうすると、世の中には頭の良い方が居られるのですね。「じゃあ、長時間体内に薬効成分が留まって、攻撃力5くらいのダメージを与え続ける薬を作ればいいんじゃね?」と思われたかは知りませんが、そのような薬を世の中に出した人々がいたんですね、これが(笑)。
それらのタイプのお薬は抗不安薬というタイプのお薬です。なにやら怪しげな名前ですが、ニュータイプのお薬です。精神安定剤をガンダムで例えると「連邦軍のモビルスーツガンダムが所持している最強武器ビームライフル」となるのですが、抗不安薬は「ララアの意識の共鳴」って感じですかね?余計に分かりづらいのですが、閲覧者の方は抗不安薬をご自身で検索してみてください。まあ、いろいろと良いこと悪いことが書かれています。抗不安薬に関するウイキペディアを読んでいると、副作用のことや裁判のことなど、とにかく服用を躊躇しそうな内容ばかりです。1999年のアメリカで起きたコロンバイン高校銃乱射事件の犯人二人組の高校生がこのタイプの薬を大量に服用していたことは有名な話です。
最終的に私もこのニュータイプ抗不安薬のお世話になるのですが、その薬の存在自体は2008年5月の時点で知っていました。当然わたしの通院している○○こころのクリニックの先生もこの薬のことは私に説明はされています。しかし、当面の治療方針としてはそれは使用しないで頑張ってみましょうということになっていたのです。私の治療方針は「無職でストレスフリー、ジョギングとヨガで体力作り、のんびり気ままな生活と頓服精神安定剤」だったのです(笑)。ですので、まだまだこの抗不安薬はこのブログのお話には登場しません。
この2008年5月頃を境に、これから先2008年秋までがず~と体調が下り坂となっていくのです。ただ単に予期不安だとか広場恐怖といった症状だけでなく、その他の症状が出てきます。はたしてそれが薬の副作用なのか、病状の悪化なのかは、2016年の今現在でも断定できる言葉は見つかりません。いろいろな原因が複雑に絡み合っての病状だとは思いますが、これからの数カ月が本当の地獄となるのです。
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