精神疾患パニック障害の体験記

パニック障害の発症から完治までを時系列で綴ったノンフィクションブログ。どうすれば良いかといったことを示唆するのではなく、純粋に筆者が体験した事例を時系列で記述しています。いろいろと悩みは多いと思いますが、参考事例としてお役に立てればと思います。

パニック発作発動中!!

パニック大発作 その4(第27話)

冬空

救急車を待っている間に、退職を決意

私は13年間の勤続でしたが、その間に3回ほど退職を願い出たことがあるのです。私は辞めたいと伝えたのですが留意されてしまい、ずるずると働いていたのですが今回は違います。先程事務所の中で救急車を待っている間に、心の中で決めていたことがありました。”もし生き残ったら仕事を辞めよう”。今ここで倒れてしまったら、とても我が人生悔いなしとは思えなかったからです。

何の迷いもなく携帯電話を手にとって社長へ直接電話です。プルプルプル・・・「おう、どうした?」、社長が電話に出ました。退職を願い出るときはとても恐ろしく感じてしまいます。社長はとても良い方で尊敬しているのですが、退職の話を切り出す瞬間は苦痛となります。しかし今回は違います。躊躇なく話を切り出します。

「実は先程倒れて、救急車で病院へ運ばれました。幸い体に異常は無いと診察されましたが、これを機にいろいろと思案したのですが退職したいという考えに至りましたので、今から1ヵ月後に退職いたします。」 ふう、ついに言いきってしまいました。社長は「詳しくは後日話を聞くよ」とおっしゃって、「それで良いか?」と言われるので、「明日、本社へお伺いします」と答えました。無事に通話を終了してほっとしました。

さて、パニック発作でついに救急車のお世話にまでなってしまいましたが、未だに病名が分かっていません。しかし、ついに病名が判明する瞬間がこれから数日後にやってくるのです。補足になりますが、以前大学病院で脳の検査をした時に処方されたけど、机の引き出しの中に仕舞い込んでいる薬のことを、閲覧者の皆さまは覚えておられるでしょうか?(第10話)。この薬がきっかけとなって、自分を苦しめている体調不良の原因を自分の手で見つけ出すことが出来たのです。

パニック大発作 その3(第26話)

点滴

大発作発動中!!

一人の救急隊員さんが無線なのか携帯電話かは分かりませんが、あちこちの病院へ救急患者受け入れの要請をしていますが、断られ続けています。もう10分近くも会社の前に救急車が停止した状態です。

もう一人の隊員さんは、意識レベルと症状の確認の為なのでしょうか、同じ質問を何度もします。「お名前を教えてください。生年月日はいつですか?血液型は何ですか?」・・・ もう3回は救急車の中で同じ答えを言いました。心の中で「へ~、救急車ってすぐに動かないんだ。ほんとうに心臓発作とかだったら、俺、終わったな」なんてことを考えていました。

そしてついに動き出しました。到着した先は近所の大きな総合病院・・・・・う~ん、微妙な感じ。この病院は私が体調不良となってから、幾度となく診察を受けている例の近所の大型総合病院です。ストレッチャー上で横になったまま、病院内へ搬送されて緊急処置室へ到着です。隊員さん達が私の体を抱え上げて、ベッドの上に私を移動します。先生が血圧を計りながら症状を私に聞いてきますので、「先程まで意識を失いそうでしたが、今はだいぶ落ち着いてきました」と答えました(笑)。そうです、パニック発作が収まりつつあるのです。

とりあえず点滴をしますと言われて、点滴を30分ほど受けます。点滴が終わる頃には、完全に元の自分に戻っていました。なんだか大騒ぎをした割には、病院へ到着した頃から快方に向かい始め、今では「あちゃ~~、なんだか俺、やっちゃたかな~~」ってのが本音です。

その後、医師の診断を受けて完全に健康体ですと断言されてしまいました。この病院には私のカルテもすでに存在しているので、過去の診断記録もあるはずです。この時点で私を担当した医師にパニック障害の知識があれば分かりそうな気もするのですが、私は不幸な星の下に産まれたのでしょうか?未だ持って適切な病気の診断結果をもらっていません。

ここまでが私の大発作の体験談です。精神疾患患者は心療内科以外の科目で受診をすると、こうなってしまうのでしょうか?私の場合はすでに一度は心療内科の門を叩いているのですが、「このヤブ医者め~~、詐欺だよ」という結論を自分で出している為に、未だに自分の病気の病名が判明していません(第12話)。結局のところ診断結果は異状なしということで会社へ戻った私でしたが、会社へ到着するとすぐに、社長へ電話をしたのでした。

パニック大発作 その2(第25話)

救急車

大発作発動中!!

なんとか救急車の手配は終わりました。仕事の段取りも社員を事務所へ戻ってくるように手配したので、その点も問題ありません。倒れているのにも関わらず仕事の事を心配するなんて余裕だなと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。この段階でも、私は自分がパニック障害を患っていて、その発作が発症していることは知りませんので、もう訳が分かりません。

救急車が到着するまでは約10分も掛からなかったと記憶していますが、その間に色々と考えを巡らせました。それは次のような事でした。「もしこのまま亡くなったら悔いが残る人生だな。このまま回復しないかもしれないが、もし回復したら仕事を辞めて自由に生きたい。次に倒れた時には、我が人生悔いなしと思える最後の瞬間を迎えたい。」

これが私が人生で初めて、自分の人生の最後をリアルに意識した時に考えたことでした。「なぜ人生の最後の瞬間を、職場の事務所の中の床の上で迎えなければならないんだ?」これがサラリーマン人生に終止符を打つ決断の瞬間でした。まあ、この思いは、パニック障害の考察からはちょっと脇道にずれていますね。ははは。

さて、待ちに待った救急車のサイレンが聞こえてきました。人生初の救急車のお迎えです。救急隊員が二名で会社の事務所に入ってきました。一人の隊員がすぐに私の血圧を測り始めます。もう一人の隊員が私に容態の確認の質問をします。私は「良く分からないがとにかく意識を失いそうだ、助けてください」を連呼するだけです。人間、ピンチになると恥も外聞もありません。

(ここで、ちょっと解説をいれますね。第6話で述べましたが、人間が最後の時を迎える時は血圧は低下します。血圧200を超える例としては、100メートルダッシュをすれば誰でも血圧は200を超えます。)

血圧を測定し終えた隊員さんが「血圧210です」ともう一人に報告します。先程まで椅子に座って安静にしていたのに、一瞬で血圧210です。そりゃあ、自分でも体の変化に気がつきますね。心臓系の不調や異常の時には、大抵の場合胸が痛いというよりわき腹から不快な吐き気を感じるそうですが私の場合もそうでした。パニック発作がそうさせたのか、血圧が跳ね上がったからパニック発作が起きたのかは分かりませんが、とにかく血圧210です。

私のその他の症状としましては、とにかく口と喉がカラカラに乾いて、言葉を発するのも難しい状況です。救急隊員さんがストレッチャーを持ってきて、会社の出入り口へセットします。「歩けますか?」と聞かれましたが、私は無言で首を振ります。そうすると隊員さんが足側と胸側から私を抱え上げて、ストレーッチャーへ乗せてくれました。いざ、救急車の中へ移動です。事務員Tさんが会社へ戻ってきたので、一緒に救急車へ同乗します。しかし、待てど暮らせど救急車が発車しません。

パニック大発作 その1(第24話)

夏の日差し

人生初のパニック大発作 大発作発動中!!

お話の舞台は2008年1月の東京、私はその日も業務に追われ、日中は忙しく働いていました。そして夕方6時のことです。コーヒーを飲みながらいろいろな考えを巡らせていると、またいつもの嫌な感じが襲ってきました。「あ~あ、まただ、嫌だなあ」、そんな感覚に襲われながら事務所の中をうろうろと歩き回ります。早く気持が落ち着かないかな~、そんな期待をしているのですが今日は少しばかり様子が変です。悪い状態がどんどんと加速していく感じです。

当然、恐怖感などはいつも通りあるのですが、今日のはただ事ではありません。事務所の中で椅子に座ったり立ちあがったり、どうにかしようとするのですが一向に落ち着きません。時計を見ると午後6:05でした。再び事務所の中を出口の方へ数歩、歩いた時のことです。突然右わき腹付近に得体の知れない不快感を感じました。食中毒というか、吐き気です。

「えっ?」、何が起こったのかわかりませんが、本能でしょうか?体が自然に反応したのでしょうか?両膝から地面に崩れ落ちてしまいました。「うわあああああ」。ただ事ではありません。事務所の地面の上でひっくり返って仰向けに倒れていると、ちょうどそこへ新入社員の若い子が事務所へ入ってきました。私はとっさに「社員のYさんに電話をかけて、すぐに会社へ戻ってくるように頼んでくれ」と新入社員にお願いをして、彼が会社の外線電話の受話器を手にしたのを見届けると、私自身が今度は携帯電話を手にしました。

そして119番へ通報です。すぐに電話が繋がり、「どうされましたか?救急ですか?消防ですか?」との問い掛けに「救急です」と答えました。人生初の、自分の為の救急車依頼です。住所と氏名を伝えると、電話口から容態を聞かれます。しどろもどろに「兎に角、ただ事ではない。意識を失いそうですから、すぐに来てください。」と一生懸命にお願いします。

先方がすぐに救急車を手配しますからという言葉を聞いて、電話を切ります。その様子を見ていた新入社員が「どうしましたか?」と聞いてきたので「わからないが、救急車を呼んだ」と答えました。そして私が「社員のTさんもすぐに会社へ戻るように手配してくれ」と再度、新入社員へお願いをします。私の容態は、自分一人では立ちあがることも出来ず、床の上に仰向けの状態で倒れているだけです。

パニック中発作 その4(第16話)

パターン模様の壁

さて、石川PA付近でなんとか発作は収まったのですが、どこの病院へ行ったのでしょうか?またまた一番最初に訪れた近所の大きな総合病院です。この病院だけで通算で5回目くらいじゃないですかね?

記事には記載していませんが、とにかく頻繁にあちこちの病院へいったので、診察券がたくさん集まりました(笑)。診察券を見てもどこの病院だったか、思い出せない場所もあります。それくらい、病院回りはしましたね。

典型的なパニック障害患者の行動パターン

この頃になると、パニック障害特有の教科書通りの行動パターンを踏襲しています。恐らく読者の皆様が他のサイト等でパニック障害を検索すると、私の行動パターンがパニック障害の説明文とみごとなまで一致するのがおわかりかと思います。

小発作、中発作と経験した筆者ですが、病気の症状が出た時のお気に入りの行動パターンというか、安心感を得るために好んでする行動というのが出来あがってきました。まず、病院内にいると安心感があります。恐怖感と闘っているのですから看護師やお医者さんの近くにいると、不安な気持が少しずつ和らいでいく様な感覚になります。次に、横になること。立っていたり座っているだけでは正気を保てないような感じがして、所構わずひっくり返って仰向けで横になってしまいます。

パニック障害患者が嫌う環境

安心する行動パターンとは正反対で非常に嫌う環境・状況下というのもしっかりと出来あがってきました。大雑把に表現すると閉鎖的な空間から脱出しなければという感覚ですかね。例をあげますと私の場合は「お店の中、電車の中、車の運転中、スーパーやコンビニのレジ待ちの列の中、階段の途中、商談など部外者との面談中、電話の通話中」などですかね。

一般的なパニック障害に関する記事では、上記の様な簡単な説明で終わっていることがありますが、このブログではそれらを詳細に記述しますので、パニック障害未経験者の方は予備知識として覚えていていただければとおもいます。

経験者の方は・・・・・ みんな同じなんだな~~と感じられることかと思います。上記の「」の中の環境というのは社会生活を行っていく上で頻繁におとずれる状況ですから、パニック障害になると通常の社会生活が困難になって行きます。でわ、具体的に説明していきますね。
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