精神疾患パニック障害の体験記

パニック障害の発症から完治までを時系列で綴ったノンフィクションブログ

アニメで例えると?

明らかに体調が良くなっています(第62話)

62fruit-bowl_e

時は2008年9月下旬の頃のお話です。9月22日より3日間は連続して精神安定剤を半錠ほど飲みましたが、9月25日と9月26日の二日間は精神安定剤を飲まないで乗り切ることが出来ました。そのせいなのか体調もかなり良くなってきました。それとも抗不安薬の効果なのかな?夏の終わりが近づいていますが、自分的にはやっと夏が来たといった感じで、体調の良さを心地よく感じています。


規則正しい生活を心掛ける


今では夜の21時には寝床に入って、朝の7時には起床する生活を徹底するようにしたのですが、これも効果的なのでしょうか?体調が良くなったから規則正しい生活ができるようになったという考え方もできますので、一概に睡眠時間の調整だけで病気が治るとは思えませんが、眠れることは良いことです。毎朝のウオーキング&ジョギングも大体9キロくらいはこなせるようになってきました。体温を測ったら36.5度ありました。今までは35.8度くらいが平熱でしたが、最近は体が温かいことに気が付きました。冷え性気味だったのですが運動の効果でしょうか?自律神経の働きが良くなりつつあるみたいです。

半信半疑から確信に変わりつつある


新たに飲み始めた抗不安薬ですが、どうやら自分にとってはかなり効果があるようです。頭の中に薬効成分がジワ~と浸透しているのが感じられます。ほぼ毎日のようにでていた予期不安の症状が全くない日もあるくらいです。

「見せて貰おうか、新薬の抗不安薬の性能とやらを」

といった感じで服用を開始した抗不安薬でしたが、この数週間の服用で感じたことがあります。

「はっきり言う、気に入った」

たまたま回復傾向になりつつある時に抗不安薬を試した可能性もあるのですが、何はともあれどん底の状態からは抜け出せそうです。体調が悪化している時には先が見えない不安で胸が一杯でしたが、「コツン」と底を打ってからは「ああ、あの時が最悪だったな」と分かるくらい気持ちに余裕がでてきました。今思えば体調悪化がかなり長い期間続いたと思います。日に日に具合が悪くなる状態が一年以上も続いたのですから、よく耐えていたと思います。

問題は副作用?


いろいろと評価の分かれる抗不安薬ですが、自分的には効果があるみたいです。問題は副作用ですね。副作用に関しての注意書きなどには目を通しましたが、「正直言って、大丈夫か?」と思うくらい恐ろしい副作用が羅列してあります。この抗不安薬というお薬は連続服用が前提となっていますが、連続服用ってどの程度なんでしょうか?インターネットでの評判などを調べても、副作用が怖いので、1~2カ月の服用で中止したいとは思っています。選択的セロトニン再取り込み阻害薬という名称がついている抗不安薬ですが、薬の作用の仕方は良く理解できました。しかし、この薬は評判があまりよろしくないのです。その点が非常に気がかりです。

ついに登場 新薬の抗不安薬 その3(第58話)

58forest_e

さて、時は2008年9月上旬のお話です。先日(9月9日の夜)から抗不安薬の服用を開始しました。一日一回10ミリグラムの服用からです。その翌日と翌々日は薬の効果など微塵も感じることはできずに体調は絶不調のままです。抗不安薬の効果を得ることが出来る人の割合は約50%程度なのですが、どうやら自分はその50%に入っていないのかな?そんなことを感じながらも一日一回の服用を続けます。
ん? なんかコツンと音が聞こえた! 
パニック障害を患い始めてから約一年数カ月、下り坂を転げ落ちるように下落基調が続いていた体調不良の波。その下り坂をコロコロと転げ落ち続けていたのですが、なにかにぶつかったような感じです。
「コツン」
えっ? はっ? ん? 今日は9月12日です。朝起きてから夏の終わりの気配がする気候の中の早朝ジョギングに出かけます。この頃には私は10キロ程度は軽々と走れるようになっていました。パニック障害を患っていても肉体的には身長180センチ・体重70キロの健康優良児ですので体力はあります。ウオーキング中の中高年の方が1周1500メートルのジョギングコースをゆっくり歩いている横を、無職34歳の私がさっそうと追い抜いていきます。予期不安や広場恐怖がなければ健常者にしか見えませんので、他人が見たら元気な人に見えるかもしれませんが、それは外見だけの話。闘病生活二年目の精神疾患患者が完治を目指して懸命に走っているのですが、内面的にはパニック障害が治らなくてかなり落ち込んでいます。
ジョギング後はいつものように食品スーパーに買い物へ行ったり、大好きなインターネット閲覧を楽しんだりと普通の生活です。でも、今日はいつもと何かが違います。この一年数カ月は頭の中がぼんやりとしたり、予期不安や広場恐怖に支配されていたりの日々だったのですが、今日は「ジワ~~」としています。これは生まれて初めての感覚ですね。どのように表現すればいいのでしょうか?アニメ「北斗の拳」で例えるなら悲運の天才トキの言葉「激流を制するは静水」って感じですか?
何かが頭の中で走り出しそうなのですが、それが走り出さない。くしゃみが出そうだが出ない。しゃっくりが出そうだがなかなかでない。そのような感じなのです。うん?ひょっとしてこれが抗不安薬の効果なのか?本日で服用三日目ですが、いつもと何かが違います。絶好調とは言えませんが、予期不安や広場恐怖が脳内に姿を現しそうで現れない。そこに予期不安の影は見えているのだけれども、その姿は見えない。そのような感じです。じゃあ、初めからこの様に書けば「アニメの例えはいらないんじゃね?」と思われるかもしれませんが、それは・・・てへっ(笑)

ついに登場 新薬の抗不安薬 その1(第56話)

56palm tree_e

時は2008年9月9日、どうにもならない体調悪化に苦しむ中、担当の先生から別の薬を試してみようかと提案を受けました。実は○○こころのクリニックを訪問した初期の頃に、すでに同様のお話があったのですが、私の方がそれを拒絶していたのです。第53話の心理テストの結果をご覧になられると分かると思いますが、私は思い込んでしまうとしばらくの間は考え方を変えない性格ですので、抗不安薬に関しては使用を断っていたのです。
断っていた理由は二つほどあります。一つは私が薬に対してあまり良い印象を持っていないからです。風邪を引いた時に服用した抗生物質の副作用もしくはアレルギーのせいで全身にじんましんが出た経験があり、それ以来、薬に対して好意を持てなかったのです。 えっ? いつ頃の話?
てへ、5歳の時の出来事です(笑)
もうひとつの理由としては、自分は決して精神的に弱い訳ではなく、それを実証するためには抗不安薬の服用はしたくないと変に強がっていたからです。アニメ「機動戦士ガンダム」で例えるならセイラ・マスがカイ・シデンに言った言葉「それでも男ですか!軟弱者!」って感じなんですが、5歳の頃の出来事と理由のない強がりで抗不安薬の使用をためらっていたとは、なんとも軟弱者ですね。
ついに登場! 2008年当時の最先端新薬 抗不安薬
しかし、状況的にはどうにもならないので、先生には「うむ、そうしてくれ」と平然と答えましたが、内心ドッキドキです。インターネット上にある情報からの知識だと複数種類の抗不安薬があるのは知っていましたが、先生がどれを提案してくるのか不安だったのですが、サラッと「新薬の抗不安薬にしましょうか?」と言われました。「うむ、それでいいだろう」と答えたかは記憶にありませんが、「はあああ、ついに抗不安薬か・・・」と思った事は事実です。
先生からこの抗不安薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬は、服用後24時間以上も薬効が体内に蓄積されるタイプのお薬で、長期間の服用を前提とした薬ですと説明を受けました。つまり連続服用をすることにより体内に薬効が蓄積され続けて、効果を発揮するタイプの薬ということです。先生が「精神安定剤は一錠当たりが安い薬でしたが、この新薬の欠点は非常に高価なんだよね~」と言われました。そうはいっても、もうこのニュータイプの薬を試すしか方法はなさそうです。さらに先生が「抗不安薬は効果が出る人と出ない人が明確に分かれますので、確率的には50%で効果がでますよ」と説明をされました。要はパニック障害の原因が脳内物質セロトニンの分泌低下によるもので、その点に対して抗不安薬が効果を発揮する可能性は人によりけりということですね。なんとも微妙な50%です。

もう駄目だ どん底の2008年夏(第54話)

54uninhabited island_e

さて、時は2008年7月です。日増しに体調が悪化します。ほんとにパニック障害だけなのかという疑念が付きまとう日々です。そしてこの時期が私のパニック障害人生の中でどん底となったのですが、それは後々自分で「あ~、あの時期が最悪だった」と感じたからなのですが、それってつまり「ある瞬間から劇的に病状が変化することは無い」ということです。
どん底の夏
パニック障害になってから丁度一年が経過した頃です。夜は眠れない、日中はフラフラと目まいがする、頭がぼんやりとする。いろいろな身体の症状が出てきました。パニック障害は脳の機能障害なのでパニック発作だけがパニック障害の症状だと思っていたのですが、身体への症状もでるのですね。「ああ、なんで神様は私にこのような試練を与えたのですか?」なんてことを真剣に考えていたのもこの時期です。そしてこの夏に新たな身体への変化が現れたのです。それは二週間ほど寝たきりになってしまった事です。正確に記載すると「お尻が床から離れられない状態」となります。
私の部屋は2LDKで、リビングと和室があったのですが、リビングは12畳サイズのフローリングの部屋でした。フローリングですからジャージを着ているとツルツルとよく滑るのですで、部屋の中の移動はおしりを床へ付けたまま滑るように動いていました。立ち上がると目まいがしますし、体が揺れているのを感じてそれが不安を煽り、パニック発作を誘発するからです。
これがパニック障害なのか?体調最悪です
何が原因でこうなってしまったのでしょうか?病状に対する対処法に誤りがあるのかなと考えるようになってきました。得意のキーボード連打でいろいろと検索をするとこの言葉が頻繁に目に入ってきます。「認知行動療法」。試していない治療法で思いつく限りは抗不安薬の服用とこの認知行動療法くらいですかね?前回の投稿(第53話)で心理検査のレポートを掲載しましたが、私はちょっとばかり偏屈な性格のようです。
①現実を歪めて自己流に解釈
②主観的な見方を強調
③出来事を疑う方向へ拡大解釈
このような性格判定をされていた私ですので、上記の二つの療法に関してはかなり否定的な考えを持っていました。「抗不安薬って評判悪い記事が多いよね~~」とか「認知行動療法って精神安定剤無しで広場恐怖の環境に突っ込んで行くことでしょ?それって無謀じゃね?」という考えが主流であり、それらの療法には見向きもしていなかったのですが、それらの治療法を試す時期が来ているのかもしれません。アニメ「北斗の拳」で例えるのなら
世紀末覇者賢狼 「賢狼パニの肉体は砕けぬ!折れぬ!朽ちぬ!」
って感じですかね? 意味不明な部分もありますが、アニメで例えるのが好きなので当ブログはそんな感じだと思ってください(笑) 何が言いたいかというと、いよいよパニック神拳奥義発動となるのです。

パニック障害を考察してみます その1(第46話)

46igarashi_e

今回はいよいよこの当ブログタイトルにも記載されています「パニック障害の考察」の第一回目となります。なにやら考察という言葉から論文形式の記述かと思われるかもしれませんが、「あはは、あんちゃって考察」ですので、ちょっと深く考えるといった感じだと思ってください(笑) (お薬に対する感想は個人差があると思いますので、あくまで私個人の服用に対する感想ですから、その点はご了承ください。)
パニック障害のある生活をグラフにすると?
前々回(第43話)前回(第44話)にてこのように書きました。①私の持っている薬はパニック障害を根治するといったタイプの薬ではないのです。②精神安定剤の薬効は6時間。この二点に沿ってお話を進めたいと思います。
まず当ブログではパニック発作を三段階にレベル分けしました(第5話)。小発作・中発作・大発作です。そして今回はそれにゲームでいうHP(ヒットポイント)みたいなのを設定したいと思います。発作レベルと表現した方が良いかもしれません。小発作はレベル6、中発作はレベル8、大発作はレベルMAXの10となります。あと予期不安と広場恐怖にも数値をあてはめたいと思います。予期不安はレベル4、広場恐怖はレベル2としましょう。
では、このHP(ヒットポイント又は発作レベル)を持つ病気の症状に戦いを挑む戦士の登場です。当然と言えば当然ですが、精神安定剤君の登場です。彼は超強力作用の素晴らしい戦士ですが、戦える時間は6時間です。戦闘開始(服用後)からわずか数分で広場恐怖からレベルMAXの大発作までを完全に抑え込んでしまいますので、戦闘力は10とします。
さて、健康な人の一日を図で表現すると下記のようになります。

46normal_e


次にパニック障害の人の一日を図で表現するとこのようになります。

46panic_e



う~ん、かえって分かり辛いかもしれませんが、こんな感じです。このパニック障害の人の場合だと、午前11時から広場恐怖が始まって午後の14時から予期不安が発生したということです。
さて、私がこの病気になった初期の頃は、数日に一回ほどの予期不安程度だったのですが、退職の頃には広場恐怖と予期不安のコンボで、上記の表のような状態となっていました。精神安定剤を服用すればレベル4の予期不安だろうが、レベル10の大発作でも完全に封じ込めますが、これは精神安定剤が病気を根治させているのではなく、精神安定剤の有効時間内だけ無理やりに押しこめているのです。それでも、あの苦しい発作からすぐに解放されるのですから、パニック発作に苦しむ人にとっては、必須のお薬だと思います。
私は、2008年1月から精神安定剤を頓服という形で服用を開始したのですが、2008年の5月頃に、精神安定剤の薬効が切れた瞬間が分かるようになりました。このことから推測できることがいくつかありますので、それを述べたいと思います。まず第一に、初期の頃は一日の中で体調不良の時間が6時間未満だったので、薬効が切れた時は予期不安も広場恐怖もなく、いつ薬効が切れたのかわからない可能性です。恐らく健康な人や、今現在の私みたいにほぼ完治している人が精神安定剤を服用しても、薬効が切れた瞬間など分からないと思います。上記の表だと15時の苦しみの絶頂で服用すれば、21時までは薬効が持続していますから薬効が切れた時は通常状態なので、薬効が切れた瞬間がわからないということです。
第二に、精神安定剤に対する依存の形成です。このお薬は素早く効いて後に残らないという性質のお薬ですから安全性が高いのですが、それは逆に依存を形成しやすいのです。薬効の切れた瞬間がわかるようになったということは、体や脳が精神安定剤に依存し始めている兆候とも考えられます。「別に依存してもいいんじゃね?」と当時は思っていましたが、精神安定剤を連続服用していると、パニック障害の病状が悪化していても、分かり辛くなる気がします。例えるなら出血しているのに治療せず、輸血をしているような感じですかね?
ついのこの名前が登場! 抗不安薬
医薬品に関して素人の私でも、精神安定剤だけでこの状況を打破するのは難しいのかなと考えるようになったのもこの2008年5月頃です。そうすると、世の中には頭の良い方が居られるのですね。「じゃあ、長時間体内に薬効成分が留まって、攻撃力5くらいのダメージを与え続ける薬を作ればいいんじゃね?」と思われたかは知りませんが、そのような薬を世の中に出した人々がいたんですね、これが(笑)。
それらのタイプのお薬は抗不安薬というタイプのお薬です。なにやら怪しげな名前ですが、ニュータイプのお薬です。精神安定剤をガンダムで例えると「連邦軍のモビルスーツガンダムが所持している最強武器ビームライフル」となるのですが、抗不安薬は「ララアの意識の共鳴」って感じですかね?余計に分かりづらいのですが、閲覧者の方は抗不安薬をご自身で検索してみてください。まあ、いろいろと良いこと悪いことが書かれています。抗不安薬に関するウイキペディアを読んでいると、副作用のことや裁判のことなど、とにかく服用を躊躇しそうな内容ばかりです。1999年のアメリカで起きたコロンバイン高校銃乱射事件の犯人二人組の高校生がこのタイプの薬を大量に服用していたことは有名な話です。
最終的に私もこのニュータイプ抗不安薬のお世話になるのですが、その薬の存在自体は2008年5月の時点で知っていました。当然わたしの通院している○○こころのクリニックの先生もこの薬のことは私に説明はされています。しかし、当面の治療方針としてはそれは使用しないで頑張ってみましょうということになっていたのです。私の治療方針は「無職でストレスフリー、ジョギングとヨガで体力作り、のんびり気ままな生活と頓服精神安定剤」だったのです(笑)。ですので、まだまだこの抗不安薬はこのブログのお話には登場しません。
この2008年5月頃を境に、これから先2008年秋までがず~と体調が下り坂となっていくのです。ただ単に予期不安だとか広場恐怖といった症状だけでなく、その他の症状が出てきます。はたしてそれが薬の副作用なのか、病状の悪化なのかは、2016年の今現在でも断定できる言葉は見つかりません。いろいろな原因が複雑に絡み合っての病状だとは思いますが、これからの数カ月が本当の地獄となるのです。
訪問者数 ユニークユーザ数(UU)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
記事検索
Amazon.co.jpアソシエイト
アクセスランキング(直近の30日間)
にほんブログ村ランキング
人気ブログランキング
フェイスブックページ
Twitter プロフィール