精神疾患パニック障害の体験記

パニック障害の発症から完治までを時系列で綴ったノンフィクションブログ

第11話~第20話

広場恐怖の具体例 階段や電話(第20話)

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階段の途中
まさか階段が苦手なんてお思いの方も居られると思いますが、実は階段は閉鎖空間なのです。「涼宮ハルヒの憂鬱」の閉鎖空間とはちょっと違いますのでご了承ください。あれはハルヒが貯まったストレスを発散させる場所・・・
さて、階段は構造上、出口と入口が各フロアにしかないため、秒数にして10秒~20秒は階段という空間から逃れることができません。たったそれだけと思われるかもしれませんが、苦手意識というかそのような些細な空間さえも身構えてしまうのがパニック障害の特徴です。エレベーターですか?論外です。エレベーターはそれこそ悪夢ですから選択肢からは除外されます。
ですのでパニック障害患者は大抵の場合、階段を使ってコツコツと建物内を移動するようになるのです。大きな建物等には非常階段という設定で構造物の外側に階段がありますが、私などはそれを好んで使っていました。外の景色が見えるので解放感があり選択肢としてはお勧めです。この記事をお読みの方は「ふ~ん」って感じでしょうが、階段をテーマに語れるのはパニック障害患者ならでわだと思います。
電話の通話中 特に固定電話
パニック障害の人は基本的に電話の通話が苦手となります。短い会話なら問題ありませんが、数分を超える通話は苦痛となります。電話の向こうの方はこちら側の体調のことなど分かりませんし、初めて話す方の場合は尚更失礼が無いように気を使いますから、予期不安を我慢することとなり、通話が嫌だなと感じます。
それでも、携帯電話はまだ良い方です。最悪なのは固定電話です。会社なので外線が固定電話に着信すると悲劇ですね。受話器にコードが繋がっていますから、逃げ出せない環境となってしまい、予期不安やパニック発作を誘発してしまいます。

広場恐怖の具体例 レジ待ちの列の中(第19話)

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レジ待ちの列の中
これもパニック障害患者が嫌がるシチュエーションです。改めてご説明しますが、嫌がるというのは予期不安や広場恐怖が込み上げて来ている時に嫌がるのではなく、全く普通の状態でも過去の経験を思い出すと嫌になってしまうのです。頻度にすると10回スーパーマーケットに行くと、1~3回は買い物途中に予期不安が発生すると思ってください。毎回ではないので買い物に同伴された方も私の病気に気がつきませんし、その程度の頻度では病名発見の必要十分条件にはならないのです。
私が買い物にいくと、今日は何を食べようかなとウキウキしながらお肉を買い物かごに放り込んで、野菜コーナーで好物のほうれん草や青梗菜を物色し、いつものヨーグルトをかごに入れた後は、アイスクリームなどをチョイスします。
さて、それではお会計の時間です。レジ方面へ行ってみますと意外と混んでいます。まあ、並ばなくては買えませんから仕方なく列に並びます。列の流れからみて約4分くらは待たされそうです。私の近所の食品スーパーはきれいで安くて人気店なので、仕方ありませんね。
さてさて、列にならんでしばらくするとやってきます、いつもの予期不安が・・・。さあピンチです。前の方のお客さんに説明して割り込みたいと考えますがそれは説明が大変ですから無理ですね。でも我慢できません。どうしましょうか? そうですよね。食品で満たされた買い物かごをその場に置いて、店外へまっしぐらです。お店の外で気分を落ち着かせること数十分、気持も落ち着いて何食わぬ顔で店内に戻ります。そして自分の買い物かごを探すのですが店員さんがすでに片づけた後です。そりゃそうですよね、アイスクリームなど溶けてしまいますから。
私はこの経験から、お店の外に飛び出す時には、必ずレジの店員さんに「体調が悪いからすいません」というようにしようと感じたのですが、予期不安中は余裕がなくそれすらできないのです。ですから、買い物は時間帯を考えて、お客さんの少ない時間帯を狙って行ったりしますが、お店の外から店内の様子をみて混んでいたら、その日は買い物を諦めていました。そのような時はコンビニ弁当です。コンビニはまず行列などできませんからね。

広場恐怖の具体例 車の運転(第18話)

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車の運転中 特に高速道路 大きな交差点の右折レーン
社会生活を送るなかで、特に地方都市や首都圏の郊外に住んでいると、どうしても車の運転が必要となってきます。日々の買い物から通勤や通学、家族の駅までの送り迎えや休日のレジャーなど多様なシチュエーションで運転は必須条件ではないでしょうか?
私は幸いなことに通勤に関しては徒歩30秒の環境でしたからよかったのですが、仕事の立場上、外出する機会が多くハンドルを握るのは日常的なことでした。年間2万キロは走行していました。地方都市の方ですと普通の距離かもしれませんが、東京首都圏ではかなりの距離となります。
私は車の運転は好きな方でしてあの狭い空間の中で一人になっていると、自分の時間というか心地よい環境だと感じていたくらいです。そのような私ですが、パニック障害を患ってからというもの、あの楽しかった車の運転時間が大変苦痛な時間へと変化したのでした。 閉鎖空間や自由に身動きが取れない状況をパニック障害患者は嫌うのですが、当然私も例に洩れず閉鎖的な状況を好ましく思わなくなっていました。
具体的な例ですと高速道路の運転です。高速道路は出入り口以外には一般道路へ移動できません。IC間も概ね10~15キロメートルの間隔がありますので、時速100キロで走行していても次の出口まで10分くらいはかかります。この高速道路運転中に予期不安が発生しますと、かなり危険な状況となります。
他人のことなど考える余裕が無くなりますので、右側の追い越し車線を走行中の車を左側車線からぶち抜いてひたすら高速道路出口まで車を飛ばすなんて状況になってしまうのです。大変危険ですが、実際に亡くなるよりも怖いパニック障害です。高速道路での危険性より頭の中の恐怖感のほうが、危険性を感じていますので優先順位は自分の車が他の車よりも当然上です。もう無茶苦茶なロジックですね。
あと、大きな交差点(片側3車線)も苦手となります。私は実際に経験しているのですが、右折レーンで信号待ちの最中に予期不安が我慢できなくなり、突然車を飛び降りて歩道に駆け上がり、歩道の上でひっくり返って横になったことがあります。後続車の方は道路中央に放置された車を見て驚かれたと思いますが、当時の私にとっては普通の行動でした。ですので車の運転をする時は、好んで左車線を走行してコンビニを見かけては、コンビニの駐車場で休憩をするなどといった運転方法が、当時の私の運転マナーでした。

広場恐怖の具体例 電車の中(第17話)

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電車の中
社会人や学生として生活していく上で、通勤・通学の交通手段として電車はとても重要です。東京や大阪といった大都市圏に居住している場合は、ほとんどの方が利用するのではないのでしょうか?特に東京などの場合、片道30分から1時間は乗車していることが多く、パニック障害患者にとって悪夢の乗り物となります。
電車の種別で急行・快速・特急などは、電車の扉が次の駅まで5分~10分以上開かないので、パニック障害患者はこれら種別の電車を避けようとします。結果的に普通電車しか乗ることが出来ないようになります。調子が良ければ目的地まで途中下車しないで行けますが、予期不安などが発生してしまうと、何度も何度も途中下車をして休憩をしてしまいます。
こうなりますと片道30分の行程が片道2時間になってしまうこともあり、仕事に遅刻する回数が増えてしまいます。遅刻を避けるためにかなり早めに自宅を出発することとなり、始発電車で通勤なんて方は大変多いのではないでしょうか?
これらの理由から移動に多くの時間が取られてしまうため、社会生活を送るのが困難になるケースが多々あります。病名が判明していて、それを会社へ報告し、職場の理解を得ているようなケースの方は就業を継続することができますが、精神疾患を隠して働かなくてはならない職場環境の場合、電車通勤を避けるために職場近くへの転居を検討するようになります。
しかし、独身一人暮らしなら転居も簡単ですが既婚者の家庭持ちですと、職場近くと言っても職場が都内中心部の場合は家賃が高すぎて払えないため、どうすることもできません。パニック障害患者にとって電車の中は、大変恐ろしい空間なのです。
私の経験としましては、通院に電車を使っていたのですが、途中下車は日常茶飯事でした。電車の中でのポジションは必ず扉の正面と決まっていました。電車内で予期不安の最中などは、どうしても外の空気が吸いたくなりますが、実際には吸えません。でも、とても苦しいので強引に扉のゴムの部分を手でこじ開けて外の空気を吸おうとしてもがくことなどがあり、明らかに挙動不審です。

パニック中発作 その4(第16話)

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さて、石川PA付近でなんとか発作は収まったのですが、どこの病院へ行ったのでしょうか?またまた一番最初に訪れた近所の大きな総合病院です。この病院だけで通算で5回目くらいじゃないですかね?
記事には記載していませんが、とにかく頻繁にあちこちの病院へいったので、診察券がたくさん集まりました(笑)。診察券を見てもどこの病院だったか、思い出せない場所もあります。それくらい、病院回りはしましたね。
典型的なパニック障害患者の行動パターン
この頃になると、パニック障害特有の教科書通りの行動パターンを踏襲しています。恐らく読者の皆様が他のサイト等でパニック障害を検索すると、私の行動パターンがパニック障害の説明文とみごとなまで一致するのがおわかりかと思います。
小発作、中発作と経験した筆者ですが、病気の症状が出た時のお気に入りの行動パターンというか、安心感を得るために好んでする行動というのが出来あがってきました。まず、病院内にいると安心感があります。恐怖感と闘っているのですから看護師やお医者さんの近くにいると、不安な気持が少しずつ和らいでいく様な感覚になります。次に、横になること。立っていたり座っているだけでは正気を保てないような感じがして、所構わずひっくり返って仰向けで横になってしまいます。
パニック障害患者が嫌う環境
安心する行動パターンとは正反対で非常に嫌う環境・状況下というのもしっかりと出来あがってきました。大雑把に表現すると閉鎖的な空間から脱出しなければという感覚ですかね。例をあげますと私の場合は「お店の中、電車の中、車の運転中、スーパーやコンビニのレジ待ちの列の中、階段の途中、商談など部外者との面談中、電話の通話中」などですかね。
一般的なパニック障害に関する記事では、上記の様な簡単な説明で終わっていることがありますが、このブログではそれらを詳細に記述しますので、パニック障害未経験者の方は予備知識として覚えていていただければとおもいます。
経験者の方は・・・・・ みんな同じなんだな~~と感じられることかと思います。上記の「」の中の環境というのは社会生活を行っていく上で頻繁におとずれる状況ですから、パニック障害になると通常の社会生活が困難になって行きます。でわ、具体的に説明していきますね。
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