当面の治療方針は様子見だそうです(第45話)

予約制

久しぶりに心療内科へ

頓服という形で服用中の精神安定剤ですが、一日に複数回服用することがあるので、錠剤の残りが少なくなってきました。次回の予約日まで持ちそうもないので〇〇こころのクリニックへ予約日の変更のお願いをします。
一度心療内科の患者になってしまえば、予約の変更などは割と聞き入れて貰えるようです。「いつがご都合がよろしいですか?」と聞かれますが、「無職なのでいつでも構いませんよ」と答えます。このあたりが無職で治療に専念している利点ですね。
病気を中心に生活が回っています。久しぶりの病院ですが、相変わらず他の患者さんと会うことは少ないですね。予約制ですから当然と言えば当然なのですが、ほんとうは他のパニック障害の患者さんに会えたら、いろいろとお話が聞けて参考になるので、他の患者さんとお会いすることを期待していたのですが、そう都合良くはいきませんね。数名の方とお話ができましたが、うつ病の方でしたので参考にならなかったです。
こちらはパニック障害ですから、予期不安で具合が悪く、長椅子に仰向けでひっくり返って苦しみながら順番を待っていますが、うつ病の方はきちんと座って静かに順番待ちをしています。気になるのは、うつ病の方はなんとなく元気が無いことです。見ていて気の毒に思います。

今後の治療方針は?

さて、自分の番がやってきました。先生に近況を報告すると、先生は錠剤の数を増やしましょうかと聞いてきます。当然増やしてもらわないと足りませんので、即答で「よろしくお願いします」と答えます。
今後の治療法についてもお話があったのですが、もう少し様子を見ながら経過観察をしましょうということになりました。私が「もう少しガツンと治らないのですか?」と聞くと、「ははは、そりゃあ無理ですよ~」と一蹴されてしまいました。どうやらガツン、ドカンと一気に治るような病気じゃないみたいですね。
退職してから二カ月も経過していないので、慌てずにじっくり治していきましょうということですね。こりゃあ、大変だというのが率直な気持ちでした。退職してもこの有様なのに、引き続き働いていたらどうなっていたかと思うとぞっとします。
その点では私は恵まれていると感じました。待合室でちょっとだけお話したうつ病の方は、現在も働きながら通院されているそうですが、かなり大変そうに見えましたからね。勤務先によっては休職できそうもない職場もありますから、精神疾患を患うと大変です。

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