治療に必要なのは時間?(第21話)

お寿司

前回、前々回の投稿ではパニック障害患者が避けたいと思う状況をいくつか取り上げました。今後の投稿の予定としては、パニック大発作、二度目の心療内科受診、そして退職、通院生活、お薬の副作用といった大まかな順序で記事を書いていく予定となっています。パニック障害の治療法や私が試してどの程度効果があったかなども記載していく予定です。

ここまでお読みになられてどうだったでしょうか? 精神疾患経験者の方は「あるある」と笑いながら読まれたページもあったと思いますし、今現在病気を患っている方はあまり楽しくない閲覧かもしれませんね。私はお医者さんではありませんから自分の経験で語るしかないのですが、パニック障害は治る病気だと考えています。

パニック障害の治療には時間が必要?

治療に必要なものはやはり時間ではないでしょうか?仮に今の私は99%回復しているとして、どの要素が病気を快方に向けたのかと分析すると、なかなか難しい面があります。時間の経過が重要な要素だとすると、退職しなくても快方に向かったと考えられますし、仕事を続けたが為に重篤化する患者さんがいるのも事実です。
テレビの収録等で極度の緊張を強いられると思われる芸能人の方の中にも、パニック障害の方が居られるのはご存知でしょうか?
パニック障害がかなり治った状態で、「実は私はパニック障害を患っていました」と公表する方が多いのですが、そういった方の体験談等をブログなどで拝見すると2年~8年くらいは苦しい期間が続いたように書かれていた方が多いと私は感じました。実際に私もそれくらいの期間でした。様子がおかしくなり始めてから、どん底に達するまでが約18か月くらいですかね。そこからは右肩上がりに予期不安の頻度が低くなります。
そしてアルバイトでもしようかなと思い、回転すしのチェーン店で働いたのが社会復帰の一番最初のステップでした。まあ、3週間で辞めましたけどね。社会復帰といいましても私の場合は、基本的に正社員で働く事には興味が無くなりましたので、退職後からの約9年間は一度も正社員で働いたことはありません。
もっとも私の場合、応募したことはあるのですが不採用ばかりですので、どちらかというと社会の方から拒否されたと表現した方が適切でしょう(笑)。

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