心療内科は病名を教えない?(第2話)

医者

心療内科は初診に限らず病名告知されないケースが多い

ええ? そんなことないんじゃないの? と思われますが、これは私の体験談です。実際に病院の先生に病名告知の件で質問しましたが、さらっと「初診では病名をお伝えすることはありません。」と言われました。病院の先生と書きましたが、ここでの病院とは心療内科のことです。内科や外科、精神科など病院にはいろいろな科がありますが、私の場合は発病初期のころは内科を中心に病院回りをしており、心療内科の門を叩いたのは体調が悪くなってから半年近くたってからのことでした。
体調が悪くといっても常に悪いわけではなく、最初の頃は三カ月に一度とかその程度で、風邪でも引いたか疲れているのかな程度でやり過ごしていました。まさか「心療内科の先生が初診の患者に対して病名を告げない」なんて夢にも思っていませんでしたので、二件目の心療内科でその事実を知った時には愕然としました。
実はこのことで、私は自分の体調不良の原因を突き止めるまでに、大変大きな回り道をすることになったのです。  では、時間軸を9~10年前に戻して、私の過去を振り返ってみましょう。
これから先は、あくまで個人の体験談なので、決して全ての方が私と同じ対応を病院にされるとは、限りませんのでご了承ください。また、薬の話や病気との付き合い方などについても、私個人の経験を元に述べさせていただくもので、このブログでの記述はあくまで読み物の一つだとご理解をお願いします。

猛烈に働いていた頃の話

さて、時は遡ること2007年東京、私はサービス業・小売業にカテゴリー分類される会社にて、サラリーマンというか、事業所の責任者として大変忙しく働いていました。その時点で勤続13年目くらいです。直属の部下は32名、日によっては朝7時頃から夜11頃までの長時間労働です。文字通りコンビニエンスストア セブンイレブン状態です。
私はよく外出先なので仕事の事を聞かれると、「セブンイレブンです」と答えていました。先方から「はあ?違うでしょ」と言われるので、「実は勤務時間がセブン to イレブン、朝7時から、夜11時なんですよ」と自虐的に話すことで取引先との取っ掛かりが容易となり業績は好調でした。
休日は週に1日、それだけです。連休は13年間で数回しかありませんでした。それも、表彰されての海外旅行の時だけです。フィリピン旅行、タイ・マレーシア旅行・サンフランシスコ・ラスベガス旅行と3回ほど海外に行かせてもらえました。
そんな私の体調がおかしくなり始めたのは正確には覚えていませんが、勤続12~13年目としておきましょう。そしてその頃から私が朝職場へ出勤して、事務員さんがコーヒーを淹れてくれて、それを飲みながら、このようなセリフを言うことが多くなったのです。「なんか今日は嫌な予感がするよ。」

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