精神疾患パニック障害の体験記

パニック障害の発症から完治までを時系列で綴ったノンフィクションブログ

心療内科通院7カ月目で本格的治療開始(第55話)

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さて、時は2008年8月です。夏真っ盛りですが本当に最悪の生活環境となってしまいました。全般的な体調不良に加えて、睡眠障害や日常的なめまい、たまに襲ってくる吐き気など、どれも自分にとって生まれて初めての経験ばかりです。食品スーパーが自宅の目の前にありますので日常の食べ物等は困りませんが、その他の買い物に行く時などは、自転車の移動では苦痛になってきました。ですので原付スクーターを購入しました。これまで自転車で20分くらい掛かっていた隣駅周辺の大型スーパーなどへの買い物が非常に楽になり、整体院への通院も便利になりました。
これでもかと追い打ちをかけるような新たな症状
そしてこの8月から上記の体調不良以外に次の症状までもが新たに加わったのです。それは「記憶がなくなるような感覚に見舞われて、急に泣きたくなる。」・「自分が消滅しそうな感覚」という症状です。これにはさすがに閉口しました。パニック障害の症状で検索をしても、このような記述はあまり見かけません。特に自分が消滅しそうな感覚がやっかいでして、「消えてなくなりたい」というよりは「消えてしまっては困るのに消えてしまいそう」って感じですかね?こうなってくると一日の中で調子の良い時間が全くない状態がほとんどになってしまい、常に気が休まりません。今当時の事を振り返っても、よく一人暮らしで生存できていたなと不思議なくらいです。
この新たな症状に関してはインターネットで検索等をしたことがないので、詳しいことは全く分かりませんが、軽いうつ病にでもなっていたのでしょうか?私が知っているお話だと、50歳~60歳前後の更年期障害の症状を患った方が、更年期障害による体調不良をガンや不治の病と勘違いして危惧し過ぎてうつ病になると聞いたことがあります。私もそれと似たような症状になっていたのかもしれませんし、精神安定剤の連続服用の副作用かも知れません。
担当医からの新たな提案
この年の夏は4~6時間ごとに精神安定剤を服用していましたので、完全に精神安定剤依存症でした。精神安定剤の事を考えるとよだれが出るってくらい、精神安定剤愛を持っていましたね。もう人生なんてどうでもいいやと思って、体調の悪い時は迷わず精神安定剤をゴックンしていました(笑)。そんな状況の中で○○こころのクリニックへ定期的に通っていたのですが、先生から「頓服の精神安定剤は必須ですので今後も使いますが、別の薬を試してみる時期がきたかも知れないね」というお話が出てきました。いよいよパニック障害の本格的な治療がスタートしようという時期がやってきたみたいです。

もう駄目だ どん底の2008年夏(第54話)

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さて、時は2008年7月です。日増しに体調が悪化します。ほんとにパニック障害だけなのかという疑念が付きまとう日々です。そしてこの時期が私のパニック障害人生の中でどん底となったのですが、それは後々自分で「あ~、あの時期が最悪だった」と感じたからなのですが、それってつまり「ある瞬間から劇的に病状が変化することは無い」ということです。
どん底の夏
パニック障害になってから丁度一年が経過した頃です。夜は眠れない、日中はフラフラと目まいがする、頭がぼんやりとする。いろいろな身体の症状が出てきました。パニック障害は脳の機能障害なのでパニック発作だけがパニック障害の症状だと思っていたのですが、身体への症状もでるのですね。「ああ、なんで神様は私にこのような試練を与えたのですか?」なんてことを真剣に考えていたのもこの時期です。そしてこの夏に新たな身体への変化が現れたのです。それは二週間ほど寝たきりになってしまった事です。正確に記載すると「お尻が床から離れられない状態」となります。
私の部屋は2LDKで、リビングと和室があったのですが、リビングは12畳サイズのフローリングの部屋でした。フローリングですからジャージを着ているとツルツルとよく滑るのですで、部屋の中の移動はおしりを床へ付けたまま滑るように動いていました。立ち上がると目まいがしますし、体が揺れているのを感じてそれが不安を煽り、パニック発作を誘発するからです。
これがパニック障害なのか?体調最悪です
何が原因でこうなってしまったのでしょうか?病状に対する対処法に誤りがあるのかなと考えるようになってきました。得意のキーボード連打でいろいろと検索をするとこの言葉が頻繁に目に入ってきます。「認知行動療法」。試していない治療法で思いつく限りは抗不安薬の服用とこの認知行動療法くらいですかね?前回の投稿(第53話)で心理検査のレポートを掲載しましたが、私はちょっとばかり偏屈な性格のようです。
①現実を歪めて自己流に解釈
②主観的な見方を強調
③出来事を疑う方向へ拡大解釈
このような性格判定をされていた私ですので、上記の二つの療法に関してはかなり否定的な考えを持っていました。「抗不安薬って評判悪い記事が多いよね~~」とか「認知行動療法って精神安定剤無しで広場恐怖の環境に突っ込んで行くことでしょ?それって無謀じゃね?」という考えが主流であり、それらの療法には見向きもしていなかったのですが、それらの治療法を試す時期が来ているのかもしれません。アニメ「北斗の拳」で例えるのなら
世紀末覇者賢狼 「賢狼パニの肉体は砕けぬ!折れぬ!朽ちぬ!」
って感じですかね? 意味不明な部分もありますが、アニメで例えるのが好きなので当ブログはそんな感じだと思ってください(笑) 何が言いたいかというと、いよいよパニック神拳奥義発動となるのです。

心理検査結果報告書(ロールシャッハテスト)(第53話)

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体調不良が改善されない中、心療内科へ通院しているのですが、担当の先生から心理検査を受けて見てはどうかと勧められました。先生曰く「このテストを受けたからと言ってパニック障害が治るというものではないが、自分自身でも気付かない自分の性格や性質が分かることもあるから、治療の参考になることもあるよ」とのことでした。費用はたしか2000円前後だったと記憶しています。心理療法士とかいう肩書の方と会話やテストを約1時間ほど受けますと、次回の診察の時にレポートが貰えます。下記はそのレポート文章となります。
このレポートを見て私がどう感じたかは当ブログでは記載しませんが、このような事も心療内科では実施していますという説明になればと思います。このレポートが皆さまの参考になればと思いますが、どうなんでしょうか? このレポートを読んだ後、パニック障害がすぐに治ったよ~~なんてことには・・・・なりませんでした(笑)。
心理検査結果報告書(ロールシャッハテスト)
テスト結果を読む前に・・・
この結果はあくまでテスト上のものです。ロールシャッハテストは、いつ受けても比較的変化の少ないテストだといわれていますが、テストという特別な場面での結果であり、その時の気持ちや状況の影響もあります。良い悪いではなく「私にはこんな傾向もあるのか」というように結果を見ていただき、今後の性格の把握や治療に役立てていただければと思います。
動揺させられ圧倒されているような場面でも、”全く意味がない”と動揺させる対象を価値下げすることによって同様させられていること自体を大したことでない、あるいは、なかったことのように捉えることによって強がってしまうようです。日頃なかったことにされてきた恐怖感のような様々な情緒は、抑圧が弛む入眠時に突然よみがえったり、身体の硬直や動悸等のような症状へ置き換えられることが考えられます。
強く感情が刺激されるような場面でも強く抑圧されていて、情緒をほとんど表に現すことはないようですが、受け入れ難い現実や他者をありのままに受け入れることは難しく、現実を歪めて自己流に解釈していくようです。また、主観的な見方を強調していくため、自分の考えを他人に理解してもらうのは難しいと感じているのかもしれません。
出来事を疑う方向へ拡大解釈し、とても強い不安感があることから、常に切迫した思いに縛られていることが推測されます。もしかしたら辞職に至った体調不良の背後には、経済的な不安や責任の重さのような現実的な不安感といった何かしらの心理要因があったことが考えられます。一般的に、ちょっとした生活の変化によっても様々な気持ちが動くといわれています。

いろいろな健康法を試してみる日々(第52話)

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さて、ハローワークから帰宅して今後について色々と考えを巡らせる事が多くなってきました。今後の生活についてもそうですが、やはり考えの中心にあるのは病気のことです。病名は知っている、病状は悪化している、薬は服用している、生活習慣はしっかりと規則正しくしている。では、何を考えればよいのでしょうか?どうすれば病状が快方に向かうかですよね?当然わたしはそのように考えました。ですので、インターネット検索でキーボード連打です(笑)。
「体調不良」とか「めまい」などで検索をすると、「身体の異常は○○にあり」的な記事をたくさん見ることができます。そのような中でこれかな?と思われる物を見つけ出し、実行してみようと考えたのでした。数々の健康談議の中で、信頼できそうな健康理論といったら血流関係でしょうかね?特に首の血行を良くすると体調が良くなりますよ的な記事を多く見つけることが出来ました。
肩こりや首のこりを解消すれば治るかな?
私は以前から月に一度くらいの間隔で整体院に通っていたのですが、それは肩こりが原因でした。スポーツマッサージは一度試したことがありますが、自分的には向いていませんね。ぎっくり腰をした時に二度ほど通った鍼灸院が新宿区の左門町にあったのですが、そこは凄腕の先生でお気に入りでしたので、退職後にも数回ほど行ったことがあります。ただ、鍼灸をすればパニック障害が治るという事はありませんでしたが(笑)。一時的に肩こりは改善されましたが、治療中に予期不安が出てしまい、一時間も身動きのとれない状況は広場恐怖などがある人には不安があるかもしれませんが、この鍼灸院の先生はそのような私でも受け付けてくれましたので感謝しています。ちなみに鍼灸というのは、その日には結果はでません。翌日の朝に目覚めると驚きの変化を感じることができます。体が異常に軽くてびっくりしますよ。
中国気功整体も試してみました
中国の気功整体院にも一度行ったことがあります。これはホントに微妙という言葉しか見つかりません。体を強く揉んでもらう訳でもなく、先生がフンフンと気を送ってくれるそうですが、私には何も伝わってこなかったですね。ははは。
お気に入りはタイ古式整体です
一番熱心に通ったのはタイ古式マッサージです。以前から体を柔らかくすると体調が良くなる事は知っていましたので、自己流のヨガをしながら、たまに強く体を押してもらう目的で通ったのですが、気分がスッキリします。まあこれも、治療中に広場恐怖が出たりして、精神安定剤を飲んでの整体となることが多くて、治療が苦しい時もありましたが、個人的には痛い整体が好きなのでタイ古式は私のお気に入りです。俗に言うポキポキ整体って感じですかね?しかし、タイ古式整体で精神疾患が完治したと表現するのは無理があると思います。
まあ、このようにいろいろと思考錯誤を繰り返すのですが、どうやら花粉症の終息期みたいに、原因の花粉飛散が終われば花粉症がすぐに治まると同様に、精神疾患も何かをきっかけにある日突然完治するということを期待していたのですが、そのような突然の治癒というのは精神疾患に関しては起こり得ないんじゃないかと考えるようになってきました。「じゃあ、どうすればいいの?」、こんな日々が続きます。

パニック障害で雇用保険が貰えない? その2(第51話)

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あくまで雇用保険は求職中の人の支援であって、失業中だからと言って誰でも受け取れるものではないそうです。私の場合は素直に表現しすぎたのが悪かったみたいです。普通の人と同じように求人票を数枚ほど印刷して、頑張って仕事を見つけますと言えば良かったのですが、とても働ける健康状態ではないので、さすがにそのようには言えませんよね。
相談員の方が説明するには、私は退職後、既に三カ月以上経過しているので働く意志表示さえすれば、すぐに雇用保険の支給が開始できるそうです。又、その支給保留期間は最長二年間権利を有するので、体調が良くなったらいつでも支給しますよとのことです。
ハローワークで学んだ教訓
まあ、なんともお粗末な雇用保険の申請となってしまいました。体調が悪い体で、無理をして自転車で30分以上も離れたハローワークへ出向いた結果がこれです。帰り道にちょっとだけ涙が出てきました。「病気を患っている事を素直に言うと、すべて自分に不利な展開となる」。今回のハローワーク訪問で学んだ教訓です。この時の私は次のように自分の事を考えていました。「一生懸命14年間も働いて社会的には貢献したつもりだ。その結果、精神疾患パニック障害を患ったのだから、病気になったことは恥ずかしいことではないし、隠す必要はない」と。 私にはこのような変な信念というか、根拠のない自信があったのですが、それは他人から見れば完全にマイナスの評価しか受けないという現実に愕然として涙が出たのです。
学んだ教訓と書きましたが、この後も履歴書に「一身上の理由により退職」と書かずに、「精神疾患パニック障害の為に退職」と素直に書いたばかりに不採用の連続になったりと、まだまだ学び方が足りないようです。病気を患っていることを公言するということは、ひょっとしたらマイナスなのかな?と考えたのは人生でこの時が初めてでした。見かけは健康なんですが、実際は働くのがちょっと無理な状態のパニック障害患者にとって、周りのどのレベルの人にまで病気の事を打ち明けて良いのか、考える必要があるなと思ったのもこの帰宅途中が最初です。
病気の事を周囲に漏らすと損をする?
人は職場や学校など何かしらの組織に属して生活をしていますが、はたして精神疾患を患った時は、周囲の人にそのことを告知することは損得で考えるべきなのでしょうか?他人に自分の病気の事を話す時は、相手が自分の病気のことを理解してくれてなお且つ患者にとって配慮ある環境を相手が作ってくれることを多少は期待して打ち明けると思うのですが、健常者にとっては精神疾患患者を疑いの目で見ている人も多いですからね~~。心が弱いから精神疾患を患うと考えている人もいますが、心や精神が問題ではなく脳の機能障害なのです。この「心」とか「精神」という言葉が持つ意味合いと、パニック障害などの本質である「脳の機能障害」とが上手に結びついていないのが精神疾患全般における問題点だと思います。まあ、これらについては後に考察したいと思います。
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